お金がなくて、できない仕事

世の中にできないことはない!とエンジンを空吹かしする前にいつも思うのは草刈りのこと。
そう、あの草刈り。太陽あるところどこでも生える草という奴らを刈る、あの草刈りのことだ。
道路。
というものは公共財というかなんでしょうねーフリーライダーとかそういうのがあるので税金で作るってのが一応今のところの了解だとは思うのですが、道路の敷地に生える草ってのは誰が刈ったらいいんでしょうね。国交省都道府県は、「道路管理者だよ」と言い切るでしょう。ええ、言い切るでしょうよ。こちとら市町村と来たら無理ですよ。延長がどれぐらいあって、どれぐらい道路の利用者がいると思ってるのですか。道路の利用者が1人とか2人とかの道だって市が持っていたりするんですよそして草を刈っても何も良くはならないんですよ、元の状態に戻るだけで。しかも、はっきり言ってすぐ生えるんですアイツらは。
そんな私たちは、基本的に草刈りは危険ではないところはほぼ全て地元に丸投げしています。フリーライダーと言ってもはっきり言って誰が飯タダ乗りしてるのか見えるのでできるということでもありましょう。ここで現れるのは「地元」という黒い影。暗躍し、勧誘してきます。または八分し、拒絶します。それは別の話。
実は。
昨日仕事で草を刈ってきまして、そうそう、そうなんです。市職員っていうと、ある場面では草を刈りに行くのが仕事ってことがあるのです。草刈りほど生産的でない仕事はないですが、草刈りほど顧客に要求される仕事もないわけです。草ぼうぼうでは道が通れない。機能がマイナスになる。で、責任の所在や引き受け手がいない時は、市職員がノコノコと出て行くわけですが。
クラウドというか草刈りが仕事になるなら、やりたい人も多かろう。しかし、お金の出処がない。こういう「お金がなくてできない仕事」ってどうやって解決していくのでしょうね。市職員が刈れば解決?しかし雇うのに高い給料払ってんな。市職員にしかできない仕事に集中してもらえよってだいたい市職員にしかできない仕事ってなんだ?徴税か?