行政の情報インフラはgoogle

というのはもはや行政に限った話ではなく、もちろん私の全ての情報インフラはgoogleなわけですけれども、いや、仕事中にgoogleで検索、いわゆるググりますわな、という当然の話。法律を調べるのも事例を調べるのもgoogle。で、今となれば当たり前過ぎるんですが、確か8年ぐらい前からだと思うが、googleマップが登場して、現在は完全に定着している。さらに今年に入ったぐらいから日本のかなりの範囲でストリートビューも見れるようになった。これはかなり行政にとっても画期的で、現地に行かなくても地図上で現地の状況がわかったりってのは仕事に相当使えます。
これらは無料のサービスなわけだけれども、そして広告で成り立っているんだと思うんだけども、形として行政の情報インフラを民間企業であるgoogleが担っている、とも言える状況。オオヤケを民間が担えるんだということでもあるし、googleレベまで行かないと担えないのかってことでもある。
そもそも行政もgoogleも、ある意味では「世界中の情報を整理する」というミッションを持っているという点では同じだと思うのです。いや、世界全ての企業は同じなのかも知れない。このように僕らは同一のミッションを持っている。全ての人が世界を整理しようとする中で、お互いがお互いを助けるのかな、とも思うのです。
よく言われるようにgoogleマップはゼンリンの地図を利用している。ゼンリンの地図はすごくて、ゼンリンの社員が全国を歩いて各戸の住所とかを登録している。そのお陰で住所で検索すればゼンリンの地図でその場所が出るし、その場所が出ればストリートビューでその場所の写真まで見れるわけですよね。あとはそこに行政の持っている情報なんかも足し込めればな、ってのは昔から思っていることではありますが。
実を言うと行政は、というかうちの市で言えば、もっと強力な行政用のGISを持っている。ストリートビューはないけど、航空写真ももう少し鮮明だし、土地の地番図もあるし、土地所有者も調べられる。道路の路線名も載せられる。こういうのを個人情報とかに影響しない範囲で一般にも活用できるようになればいいのよねー。