俺たち公務員?!

今に始まったことじゃないんだけど、市職員(地方公務員)は国家公務員と関わることも当然多いです。このへんの感覚ってお互いに聞けることじゃないし、はっきり言えば仲良くしてるわけではないので、相手がどう思っているか気になるところではあります。
それでは市職員である私が、国家公務員のことをどう思っているかというと…率直に言えばマイナスです。もともと市役所の仕事の中には、「機関委任事務」という市が国の機関となって働くという事務があって、直接的に言えば国の手足となっていたわけですが、現状では「法定受託事務」という市が国から仕事を受けるという形になってはいます。ただ、成り立ちから見ても基本は国→(→県→)→市町村という流れであり、今でも国が市町村を支配しているという双方のイメージは強いものがあります。
市町村が国の手足として働く、ということは、実は力の源泉を市町村が保持しているということでもあり、実際はものすごい情報や組織を市町村が持っているということです。はっきり言えば市町村が手足として働かなければ、国は立ちゆかない。市役所にあまり脳はないので、手足としての任務に忠実であろうとするのが仕事ではありますが、あんまり国からの何かしらが理不尽だと思えば、ないなりの脳を使って情報分析などしてやろうかと思ったりもするものであります。
さて、私の現在の仕事は税ですが、税といえば国の出先機関に税務署があります。税務署は国税職員というのか、国税庁の中でしか仕事をしない人達です。それに対して私たちは長い人生の中の3〜8年ぐらいを主に税を担当をしながら過ごすぐらいなものであり、上記のような上下関係に納得感はありません。もちろん、国税庁は市町村と全く関係ない組織で、もともとから上下関係にはありません。それなのに何となく暗黙の感じで協力を求められるのですが、その力の源泉は何なのだろうと思ったりもしたりします。税務知識の差かね。
思い返せば道路の部署にいた時は国交省が(国交省は市内の国道とか一級河川とかを整備してくれるありがたい人達です。)、戸籍・住基の部署にいた時は法務省総務省が、当時の自分と関係があったわけなんですが、そうですねー、市町村側の自嘲として「国はエラい」ってのはありましたが、もちろん国の方々は多分市町村に頼らざるを得ない構図を知ってのことだと思いますが、なかなか腰の低い方が多くなっている印象は受けました。
と、こういうことを書いていると、現在の部署での個人的な憤りが出てしまっているような感じになってしまいます。そんなわけなので、今日はこのぐらいにしておきます。