所得税くんと住民税くん

所得税と住民税の違い、というかまずそういう区分があることすら以前わかっていたという覚えはない。住民税に関わる仕事をすることになるということは、所得税に関わる仕事をする、ということでもある(多分所得税に関わる仕事をすることは、住民税に関わる仕事をすることにはならないっぽい)。所得税と住民税。不思議な関係性。
例えるなら、マリオとルイージ。マリオは遅いけど、きっちり操作できる。ルイージは早いけど、急に止まれない。でも、どっちもヒゲのおっさんであり、多分周りからはおんなじようなものだと思われる。
実は所得税には今年大きなトピックというか取扱いの変更があった。年金400万円以下で、他の所得が20万円以下なら、確定申告が不要になったのだ。所得税なんて住民税が主戦場の僕らは所得税法なんて読まないからどういう取扱いで変更したのかわからないんだけど、割とフランクに、カジュアルに、気軽に、スルッと通されていたんだけど、住民税担当にはすげー影響があった。だって、確定申告不要になった人は、ほとんどみんな住民税の申告に切り替えてこっちに来たんだもの。
だいたい年少扶養控除の話はワーワー騒いだ上で、揉めながら何とか落ち着いたわけだけれども、この年金400万円の話はほんとに前触れ無く紛れ込んできた。こっちは意図もわかってない。まあ多分控除に変更はなくて、申告省略っていう取扱いだけの話ですよってことなんだろうな。
大きなトピックなので、話があっちゃこっちゃしてすみません。年金400万円以下確定申告不要ってどういうこと?というお話ですが、確定申告不要、ということは所得税を計算して所得税を収めることになる人は、申告不要でその税金を収めなくていいってことなのだ。実はこれ意外に多い。多かったのを知った、というか、今年は税務署から「あなたは計算すると確定申告不要になるから、申告しないでいいです。でも控除のこともあるから市役所へ行ってみてね」という人がワンサカ来たのだ。
実は、住民税には申告不要という制度はない。給与所得者で

続く。