所得を狙うもの

所得にはたくさんの敵がいる。特に税金界隈では「所得」というものはメジャーな獲物であり、様々な税金から捕食、もとい、捕捉される。そんな受難の物語。
税金の中の税金、百獣の王とでも呼べるのが所得税国税)であり、まず一番に襲いかかる。奴らは少額納税者など見向きもせずに、いや、5%の税率で許してやるという感じで高所得者に襲いかかる。最高税率40%はまさに王様である。これは給与所得者の場合、給料から天引きされ、最終的にはその年が終わってから、3月15日までに納めなくてはならない。
次に襲いかかるのは、何でも食べる住民税で、誰かれ構わず一律10%を求める。その年の所得の次の年度にかかる税金で、基本は所得税の計算を踏襲する。
そんな青息吐息の所得にさらに襲いかかるハイエナのような国保税は、所得だけにかされるのではない。人頭税とでも言えるように、半分は頭数からも割り出され、実質的には10%やそれ以上取っていく。国保に入っている人は要注意だが、社会保険料も同じような部分がありますね。
あとは空中から所得を狙う保育料。他には国保税の親戚の後期高齢者医療保険料や介護保険料など。所得を獲物にする税や料はまことに多い。もうやめて!所得のライフはゼロよ!
そんなわけで消費というのは悪なので、消費に対して5%の消費税がかかりまして、所得ときたらあなたの手元から消えていく運命なのです。