国語を読める人は、空気を読めない
なんとなく職場で四苦八苦している気がするのです。人から話を聞いても9割何言ってるかわかんなかったりすることがあったり、職場内の作法を理解できなかったり、教えてもらったことが覚えられなかったり。
私は小中高と国語の成績は良かったはずなのになんだこの体たらく、と思ったが、ハタと気がついた。
国語読む能力と、空気読む能力って別じゃね?
国語が得意だった小中高の僕に言わせると、国語ってのは構造だから、文章を読んでても繰り返しはないし、答えってのは全部文章の中に書いてある。基本的にダブルミーニングはないし、隠喩だって伝わるように書いてある。
イメージで言うと、点と棒だけで、2次元みたい。
それに対し、空気ってなんて3D。
構造はないし、伝えようという意思だってない。非言語で伝わってしまうものがあったり、感染していくものすらある。国語を読むことと、空気を読むことはまことに違うものだね。
- 作者: ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/22
- メディア: 単行本
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言語コミュニケーションと感情コミュニケーションってのがあって、後者が原初的で素早く強力。空気読みが苦手な私でさえ、目の前の険悪な感情というのはビンビン伝わってくる!!
…僕はもう手遅れなので、娘には空気マスターになってもらいたいと思っているぜ。