タダの医療保険はあるのか?

「ぼやーっとした考え」レベルの話なんですが。
国保税(料)収入の国保支出に対する比率が酷くて、20%をちょっと超えてるぐらい。あとは国、県、市町村が出してる税金で賄っている、っていう、民間の商品だったら1から10まで破綻してる状態なわけです。
そんならいっそ無料の医療保険にしたらいいじゃん、と。
このへんの制度設計がどんな感じなら成り立つのかなあ、ってのをしばらく前から考えてみてる。
まず、窓口負担は3割から4割に。重篤な症状で受診を躊躇するのを防ぐために、高額医療制度を充実させる。
窓口負担は3割がいいよ、って人は、従来の形の保険税(料)方式を選択できる。
この方式にすると、無保険者は最低でも窓口負担4割で受診できるよってことになり、国保税(料)徴収の手間がなくなる。
現在の国保税(料)徴収にどれぐらいの手間がかかっているかというと、国保税は財産も収入もなくてもかかってくるものであるため、滞納に一番繋がりやすいのだ。税として割とトラブルが多いほうであり、これがなくなると全然違うなあと思う。
もう少し考えを変えて、国保税は応能割と応益割がある。応能は能力に応じた部分で、基本は所得に対してかかる。応益は益に応じて、まあ自治体に益なんか計算できないので一人当たり同額がかかる。ここの応益部分をどうせ計算してないからやめちゃえばいい。で、応益割を市町村民税に組み入れる。
他からの税金投入が8割ぐらいあるなら、もはやその2割はいらないって思いませんか?8割でできる医療保険を考えてみるのも一つの案かもと思います。
あと、これタダじゃなくて、非常に高いんですけどね。はい、現時点でも。