せっかくなんでキーワードを。28日は外国人集住都市会議みのかも2007に行ってきました。仕事を休んで。
内容うんぬんもあるんですが、せっかくインターネットの時代なんだから、聞いて終わりかよって思うわけで、ちょっと検索かけてみたんだけども外国人集住都市会議ではほとんど引っかからなかった。イベントの後で議論を深めたり、連携を密にしたりってのもあっていいと思うんだけどね。
とにかく今回は、僕の担当している法定受託事務である外国人登録事務が槍玉に上がっていた。つまりは現場で情報を持っている僕はある意味では重要な役回りを負えるわけですよ。でも1人では何もできないしね。それこそwisdom of crowdの中の1人の役目を果たしたいのだけれども。
実際のところ改めて思い知らされたのだけれども、外国人を住民として見る制度が全くないというのは驚きだよね。市町村では外国人の正確な人数を把握できないわけ。よく「外国人登録者数」ってのが数字として使われるけれども、あくまで外国人登録をしてある人数であって外国人が本当にその数住んでいるかはわからない。だから法務省としては「外国人を管理するための制度を市町村が勝手に使っている」ということになるのだろうし、総務省としては「そうはいってもそれで対応できてるから別にいいじゃん」ということになって、外国人の「公正な管理に資する」ための外国人登録法が市町村にとって外国人と接するための第一番目の法律となる。管理かよ、と。
市町村の担当者は「管理」って書いてある法律をばっちり理解させられるわけだけれども、自分たちにとって一体何のために管理が必要なのかはわからない。法定受託事務だから、ってだけで理解できる?
まあそういうことは100も承知として、今度は行動なわけだよね。せっかくこういう面白いイベントがあったのだから、こういう遊びをもっと進めていけるだろうと思う。趣味として、楽しいこととしてこういう問題を考えれば、例えば国民として声を上げること、または市の独自施策で国を放っておくこと、どちらも可能だろう。それには世論、とは違うなあ、やっぱりwisdom of crowdのようなことがこういう場所でできたらいいなあ、と思うわけです。