そういえば今ちょうど研修に行っているとこなんですけども、離婚後300日問題とかアホらしいっすね。待婚期間とか。アホらしくて覚える気がしない。女性は離婚後6ヶ月間の再婚禁止期間があるんですよ。その理由は、「父親がわからなくなるから」ってアホですか。DNA鑑定って一体何のためにあるんだよ。現状では「婚姻状態にある男女から生まれることがその男女の子であると推定される」ってのが父親を知るための唯一の材料らしいです。さらに女性の妊娠期間は200〜300日ぐらいだから、離婚後300日以内は前夫の子だと推定される、と。いうのが300日問題の前提。
で、今ごちゃごちゃやってますが、例えば離婚後6ヶ月は絶対結婚できないわけじゃなくて、親がわかれば結婚できるんですよ。例えば離婚時に既に妊娠してるとか(一応前夫の子だと推定されるわけね)。つまり、親がわかるなら結婚することに弊害はないんですよ。
例えば最初に法律を作るときに、DNA鑑定というものがあったなら、夫の子だと推定されるとかされないとかわけわかんないこと書かないでしょう。今新しくそういう法律作ったら誰だって怒る。なぜ、今までがそうだったから急に変えられないって考えになるのか。もう完全にアホらしいですよ。
あと相変わらず嫡出子って考え方がどうでもいいので腹立ちます。だって母親が自分の子を養子にできるのですよ、子供が非嫡出子だった場合。その理由が「非嫡出子だと相続分が2分の1になるが、養子として認めることによって嫡出子になり相続分も他の嫡出子と同じになるから」だそうで。じゃあ非嫡出子ってなんだよ。ムキー!
非嫡出子とかって非が付くので何か良くないことに見えちゃうけど、ただ単に婚姻してない状態の母から生まれたってだけのこと。で、母との間に親子関係があるのは全く嫡出子と同じなのに、なぜ相続分が半分になるのか。わかりません。どうせ民法を勉強するなら、この制度はこうしたらいい、この制度のここは問題があるのではないか、というのを戸籍実務者の観点からバシバシ言い合う研修とかできないもんかね。法務局が指導してくれてるからそういう風にはならないのか。ほんと国も地方自治体もF○○○だね。