まっとうな経済学という本を読んでいて、本当にまっとうで色々と考えさせられる。やはり市場が一番効率のいい仕組みで、規制緩和がどんどん必要だなあと思ったりしている。
行政がやるにしても、市場の仕組みを取り入れるのがいい。行政が存在するのは「市場の失敗」があるからだが、市場の失敗に対する解決策というものもまた存在する。
内部的なことにしても。例えば業務に使う公用車は市役所全体で一括管理になっていて、パソコンで予約して使うのだけれど、誘引がないので結局誰もが丸一日車を予約したりしている。結局、車に乗らない時間帯があっても、誰も借りることができず、車を使いたくても、そして車が空いていても車を使えない人が出てくる。
そういう外部不経済の問題を解決する仕組みもあるだろう。人気不人気車とか車の数、職員の数によって、車の予約の行動特性に変化があったりして、これは本当にシステムの問題だと思う。
確かこれはこの本の車の渋滞に対する外部不経済の問題が近い。長い時間車の予約を確保することにペナルティが支払われないと、誰も予約時間を少なくしようとはしない。長時間車を確保することに必要な物理的手間を増やしたりして、短時間予約にシフトさせることもできるのかなあ。長時間予約にはレポートの提出が必要、とか。それとも長時間予約するには特別な手段での前日までの予約が必要、とか。
ロンドンでの渋滞課金で、ロンドンでは渋滞が減少した。大きくみればそのような社会的仕組みが可能ってことと、小さく見れば業務的な過大も解決可能ってことか。むー。ほんとみんな色々考えていこうぜ。
※つまりは予約可能時間が売買できればいいんだよな。金銭を発生させることは難しいから、金銭の代わりになる何かで。