一応自分が公的なところに勤務しているから、まっとうな経済学には本当に考えさせられる。ちょっと雑多に。
キーホール経済学についてメモ。市場の失敗には「希少性の力」「外部性」「不完全情報」がある。それに失敗ではないが「公平性」の問題も加える。これらについて検証し、キーホール(鍵穴)手術のようにそこだけに対処する。失敗には「市場の失敗」とともに「政府の失敗」もあり、どちらかがダメならどちらかに、という極端*1に任せる必要はない*2
つまり市場の何が失敗しているかを見極める必要があるのだ。失敗していないところまで政府がやることはまた失敗に繋がる。
例えば道路にとっての失敗とは何だろう。外部性だろうとは思う。つーことでどんな制度設計があるのー?

*1:本の例では医療について。アメリカの民間保険医療とイギリスの政府無料医療。

*2:キーホール型医療の例はシンガポール。成功しているらしい。