最近のちょっとした疑問なんだけれど、行政の無駄遣いとか不正とか言われるけど、そんなに公務員ってお金に対する意識ないか?
全く自由にお金を使えないのが現在の公務員の実情だろうと思う。飲み食いはもちろんNG。まあ昔に遡れば多少のことはあっただろうが、今はペットボトルのお茶でアウトだろう。弁当も出ないわな。
そういう枝葉のお金から、本業での情けなさときたら。要求する予算はことごとく切られ、本当に必要なことでさえ住民から突き上げられてヒーヒー手当する始末。今日のGDPの発表で公共投資は6.7減ですからね。ぎゅうぎゅうに締められていると考えていいと思う。
そこで思うんだけど、まじで公務員が無駄遣いする?いや、そういうのもありだと思うけど、全体としてそんな空気かな?どういう心情で公務員が無駄遣いするんだろ。僕の実感ではそれは無理だぜ。
例えば「無駄な工事」で御馴染みの我らが土木畑ですが、地元からの再三再四の要望に対し、かわしてかわして去年の工事は減りました。とても穴掘って埋めてケインズ万歳とは行きません。穴掘って埋めてるのは下水と水道ですが、都会の人達には下水がない人のことはわからんのかなあ。下水って効率性の問題から、街中にしかないんですよ。街中だからこそ穴掘って埋めてるのが目立つのかな。
金がないので無駄遣いができません。分配に関しては恣意的に行われるというよりは、声のでかい人に引きずられます。要は「声の大きい議員」ですね。誰が声の大きい議員を当選させるかと言うと、地元です。政治は完全に地元が引っ張っています。
あと、不正に関してですが、どうしてそのリスクを負えるのでしょう。そしてそれは誰が負えるのでしょう。公務員の不正、と言ってもお金を触れる部署はごくわずかなので、それは公務員の不正ではないです。お金を触れる部署の不正です。そこだけしっかりチェックすればいいのです。僕ら土木職員にはお金を手に入れる機会はないのです。
そしてもう一つ重要な事実。公務員に権力はなくなりました。いつあったのか僕ら若手にはわかりません。権力の源であるお金はとにかくないのです。他人の財布の門番である部署は僕は詳しくないですが。
そんな僕たちですが、甘んじて批判を受けるのはちょっと悲しいと思います。