ゼンリンデータコムがGoogleローカルに地図情報の提供を開始!
ただ単に知らなかっただけなんだけど、すでに7月からゼンリンはgoogleにデータを提供してるのね。これは非常に大きなことだ。
うちでも地図情報システムを導入していて、多分まあ莫大なカネがかかっているんだろうけども、色々な情報をレイヤーにして航空写真から取り込んだ地形図等に載せる形で参照できる。そのレイヤーの中にゼンリンの住宅地図も含まれている。多分お金かかっていると思う。ついでにゼンリンのものだから著作権があり、業務以外では使用できないことになっている。
それと全く同じデータだと思うんですよ、googleローカルのものも。つまり、レイヤーにはならないけど、単純に地図として使うだけなら個別のシステムでゼンリンに金を払わなくてもいいということですよね。
さて、ここで本日の日記を一つ。県のある機関に、ある問題の所在を知らせねばならなかった。そこで先方が指定してきたことは「場所がわかる地図か何かをFAXで送ってくれ」とのこと。ううむ。と思った。向こうのシステムがどんなものかは知らないが。うちの場合、地番だけ知れば場所を特定できる。「どこ市どこそこ0000-0000」という地番情報(住所等)が主キーになって、場所を特定してくれる。システムを知らずにFAXを送るのは非常に効率が悪そうだなあ。
もっと言えばあれです。市が持っているレイヤーは、広く公表(?でもまあ共有財産だから)しているものだから、googleでもゼンリンでもどこでもいいから貰ってもらって、表示できるようなものを作って貰えたらいいなあ、とか思っています。そうすれば建築、建設系の業者さんは便利になるでしょうね。試算してみなければならないと思うんですが、たかが道路名を調べる*1ためだけに役所に日参するコストはいかほどか。役所に入ってから用事を終えるまでが20分、事務所からの移動に往復で20分、自動車を使うこと、さらには対応する市職員の人件費を考えて1回を1000円とする。1日1件平均でその需要があるとする。それを300日として適当にかけて300,000円。あれ、逆にそんなもんか。30万円でそういうやり方が導入できないなら別に急いでやるこたないね。
しかしまあ、パソコンで見れる画像を印刷してFAXして送るって根本的におかしな気がして。PDFかJPGか何かにおとしてメールに添付して送付のほうがまだストレートだし、さらには別のパソコンから同じデータを双方が見れるようになる、ってのが本来かな。過渡期だねえ。

*1:そういう需要(ってまあ役所からの指示なんだろうけど)があるんですよ