昨日はデーモン小暮閣下が出演するというので、NHKつながるテレビ@ヒューマンという番組を見た。サタデースポーツからの改正というのでどんな番組なのか一遍最初から最後まで見たろうと思って全部見たのだけど、酷かった。ちょっと僕には無理なタイプ。視聴料というものを僕は税金みたいなもんだと思っているんだけど、NHKは代価か何かだと捉えちゃってるのだろうなあ。災害ニュースとかも視聴者から反響が良くなければやめちゃうのかね。公共性ってどうなの。
象徴的なのが七海ちゃんの件。臓器移植をしなければ生きられない生後6ヶ月の赤ちゃんに、ネット発の動きで1週間で1億円の募金が集まったというもの。
1億円あれば第三世界の子供たちがどれだけ救えるか。まあ今手許に情報はないのですけども、こないだの環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態にそういうことは載ってたかもしれない。
なんというかそれはご両親や運動に参加した人、ブロガー達にとっては良かったことかもしれないし、それに共感する人にとってはいいのだろうけど、僕は決定的に受け入れられない。感覚が違うんで何とも言えないけど、1億円で救える命のことを考えたらちょっと気分悪くすらなった。僕にとってその人達と七海ちゃんを分ける事実は何もないわけだし。
結局世界は近視的にしか見られていないのだなあ、そうしてそれが全体になることによって巨視になることしか方法はないのだなあ、と。
漫画家の西原理恵子さんが出演されていて、七海ちゃんに対しても「日本で手術できないのはおかしい」と言っていてまあそれこそそれに対して僕は何も情報を持たないので判断できないのだけれど、確かに小児にとって手術は負担だろうなあとも思う。
あと西原さんの株に対する「株ってバクチやと思うんですよ」ってのも、NHKが公共放送で流していいもんかどうかと思った。そうなってしまっている現状はともかく、投資家が経済に与えている恩恵、そしてそれから得る利益についてちゃんと放送していくのも公共放送ではないか。
あと単純に面白い番組ではなかった。