外国の立法例
ドイツ民法920条
第1項 境界が錯雑する場合に於て正当なる境界が知れざるときは占有状態を標準として境界を定む。占有状態を確定すること能わざるときは係争地面を等分して双方の土地に割当つることを要す。

ほんとに外国なんかわかんねー書き方だな。でもなんかこれだとドイツのほうが日本より簡素って感じ。
なんてのかな、境界についてこんなにも考えているのはどうかと思うんだけど。ただね、どうもローカルルール臭がしてる。測地系とかいうのも日本と世界は違うらしいしね。突き詰めたところ、僕らが相手をしてるのは明治の亡霊だったりするんだ。
例えば宅地造成などで昔の道がまったく消えちゃうことがあるんだよ。宅地の下に「道」があったりするの。そういうのって、バカらしいんだけど、公のものとして公と民が立会って境界を確定しその後で道路としての機能を廃止し然る後に売り払う、わけね。
でもなんか釈然としねーなー。個人の敷地の中でポールを持って境界を示し、ここですね、と写真*1をパチリ。誰もがどこでもいいと思ってる。ただ、ちゃんとしないと法務局だけが通らない。それぞれの理屈が違うんだなあ。
あと境界杭なんかも面白いですよ。プラスチックの頭に+って書いてある杭を、境界の点の上に打ち込んでくの。そんですぐ飛ぶの。あっはっは。道路工事のために杭打つじゃん、工事するじゃん、杭飛ぶじゃん、だめじゃん。あっはっは。
土地の個人所有なんてやめちゃえばいいのになあ。どうせ税金払ってんだし、借りることにすればぁ?相続とか要らなくなるしね。祖父母の休耕田をめんどくさい農地転用かけて無理に家建てる必要もなくなるじゃん。で、区画整理内のキレイな土地が売れなかったりとかさあ。
んで道路の管理とか言って僕らやってんの家建つだ建たんだとかそういうのばっか。それはつまり明治の公図の上に家が建てられるかってことなんだけど、無理なとこもありますよそりゃ。

*1:写真にしたっておかしなもんで、こういうのがデジカメに変わるのはすげー早いんだけど、普通紙の印刷だと永久保存なのに褪せるぜっていう。磁器データとか言うのにするのが本来なんだけど、よくわかんねーんだよな。そもそも管理なんかは座標で軽いテキストデータでできないもんかね。