下の本のある章に影響を受けたものではありますが。
日本って何故か*1明文化されないですよね。技術とか慣習とか法のようなものって、文にされて明示されるんじゃなく、体感的、体験的に会得していくものってなってる。それがどうも僕は嫌いで。
どこで読んだか忘れたけど、日本びいきの外人が、日本の地図だかなんかを見て、「何も示されてないじゃないか」と言ったという。米だか英だかでは、「なんやらストリート」、つって道で表すのが常で、ある場所に辿り着くには道を辿ればいい、みたいなことらしい。対して日本は「何々町」とか地名が書いてあるだけで、行き方が全然わからない。のでみちみち地元の人に教えを請いながら行ったその体験がその外人氏にとってはなかなか良いものだったとかなんとかそういう話だったと思う。
でもそりゃこっちに言わせりゃうざいだけ。欧だか米だかが便利なら僕はそっちに鞍替えしたいものですよ。要は日本の道って、体感的に覚えるようになってるらしいのね。マニュアル的って言うよりは。
仕事なんかでもそうじゃない。例えば僕の職場なんかだと、先輩とか上司が、後輩に仕事を教える技術とかマニュアルとかなかったりするじゃない。んでさあ、後輩である僕は知らないから間違えるのね。うちはそれで怒られることはないんだけどさ、非効率じゃない、間違えて覚えるの。間違えずに覚えりゃそれに越したことないじゃない簡単なことなんだから。
事務仕事でそうなんだから、技術仕事なんてもっとだろね。職人さんなんかは見て盗めとか。それがある特定の一握りにとってはそそられることだと思うよ。モティベーションアップにもなると思うよ。でも、全体としてはどうかなあ。
だいたい自分にしたって、もし先輩になった時に、後輩に教えられるようなスキルは教わってきてないもんなあ。個人的にそれを知ってるとして、組織としてはそれは意味がないことだし。
なんだろう、これもそれも自由という服従ですか?(意味がわからない)

*1:といいつつ外国を知っているわけではない。「〜って」と言いたいだけ。