昨日図書館で借りたCDの一つがコピーコントロールCDだったので意地になって聴きまくってやろう、と。
それにしてもCDプレイヤーがイカれてるので、音は飛びまくりだし、雑音聞こえる気がするし、液晶画面は死んでるしでろくなことはない。それでも聴きまくる。
僕は自分のことを別段物持ちがいいとは思わないが(だいたい粗雑に扱ってるし)、今まで生きてきて「こいつ俺よりケチだなー」と思える人には出会ったことがない。
他の人にあって、僕にほとんどないものは、「奮発」だろう。高校時分ならともかく、最近になって奮発したことはほとんどない。ある水準を決めてしまえば、それより高いものを買うとか、安いものを買うとか、そういうことはしない性分なのだ。
飲食店では必ず1番安いメニュー。ラーメン屋なら「ラーメン一つ」であり、牛丼屋なら「並」である。今日は頑張ったとか、今日は財布が寂しいとかの、「今日」がないのである。
確率には期待値というものがある。何回も連続で偶然の事象が起こると、だいたいこの確率に収束する、というようなものだと思う。僕はこういう考え方が好きで、日常生活でもこのように値段設定をする。だから「今日」という特別があんまり好きではないのだ。
その意味で僕は一ヶ月一万円生活などをテレビで見て思うのは、「鍋買いすぎやで!」「一ヶ月一万円なら新聞なんか取られへんのに古新聞使うなや!」「遠くまでチャリ漕いで疲れて飯食いすぎてどうすんねん!」などということであり、その節約がどやねん、ということには頭が回らない。
そういうわけでバーゲン品を買い漁ったりする関西のおばちゃんなどは浪費家にしか見えない。本当のケチとは意外とスローライフのことかも知れないなあと僕なんかは思います。
僕みたいなこういう人種はほんとは日本の敵だと思うけどね。