小学校は歩いてこない

だーから歩いていくんだね。その結果、1学年一桁というような人数の小学校が増えている。それは暴論、だとしても。
(公立)小学校の通学、ってのは基本は歩きなので、小学生の歩みに自然と制限を受ける。離島や限界集落なら隣の小学校がめちゃめちゃ遠いってこともあるけど、現代の学年一桁校はそうでもない。彼らが中学生なら、ユーちゃりんこ乗っちゃいなよで済むところが、そういう生徒数減の小学校になってきている。
少子化。うんうんわかるよそーなの少子化のせいなの。で?現実には生徒増の小学校だってあるんだからそういうの参考にしたら?うーん、完全に調べてるわけじゃないけど、生徒増のとこは新規に宅地開発されてるとこなんだよなあ。高齢化と言えば実は住宅地も高齢化するのであって、同時期に宅地開発されたり分譲されたりしたとこは、住民も同時に老いていてしかも使い勝手の面から新陳代謝も難しい、と。生徒が減のところは実際ただ新規宅地開発が少ないってだけのところで、別にものすげー人口流出が起こったり産業が崩落してるようなとこじゃなく、優良農地ばっかりで新規宅地開発が現実的に難しいってとこもそうなのね。田舎だからって跡継ぎが全戸にいるわけじゃなく、晩婚非婚少子化で普通に子は減ります。世帯数が同じでも。さらに家業を継ぐ人も減ってるわけで、家に入る人も少ない。
小学校の周りにガガガっと宅地開発されたところでも、親と同居する世帯が少なければ同じことです。今度は学区内でもより学校から遠いところが開発されねばなりませんが、小学校から遠いのはデメリットです。どちらにせよ、そういうところも増えていますが。
子を持つ親が、どこに家を持つか決めようとしたときに、現代は非常に難しいのではないか。そうしてこの段になっても、小学校は歩いてきてくれないのだ。
買物難民を救う移動販売車、小学校もそれが解決策なんでしょうかねえ。