認可保育園の内実

認可保育園の募集が締め切られて1ヶ月ぐらいあるので、市役所に内実を聞きに行ってみた。ちなみにうちはマスオさん=祖父母同居で、祖母たる人が働いているという条件にできないので(実際週2でボランティアしてる)、応募資格なし。でももし空きがあるようなら別居して預けるということを考えたいなと思ってのこと。
認可保育園の応募というのは、この近辺では9月から11月ぐらいに行われている。それによって来年度の認可保育園の入園の募集をしているのだが、選考は早いもの順ではない。例えば締め切り後に引っ越してきた人などは、列の一番最後に入れられるのではない。点数方式で点の高い人が優先的に認可保育園に入れるのであって、締め切り後であっても列の途中に横入りすることになるらしい。
で、結局今の状況なのだが、150人の定員に対し、400人の応募ウワー!かなりの高得点でのレースが行われそうです!ではもしうちが駆け込みで列に入れさせてもらえるとして(確率はない/低いだろうけどね)、どれぐらいの点を持っているのだろうか?ザラッと教えてもらった配点は、夫婦がフルタイム正社員で42点、あと別居前提で同一市内に無職の祖父母が住んでると各−6点で同一視内在住の両祖母が無職故に−12点。いきなり30点まで減点。これはかなり厳しい点で、市内で一番不人気の認可保育園で、過去にそれぐらいの点でも偶然スルッと入れたケースがあったかもぐらいのところらしい。むわーほぼ無理!
それがいわゆる1歳児の募集。では再来年度の2歳児ではどうだろう?0歳児は1人の先生が3人まで見れて、1歳児からは6人まで見れると決まっているらしいが、1歳児からはそういうこともあって枠が増えるが、2歳児からは枠が増えない。基本的に1歳で入った子がそのまま2歳になって枠を締めてしまうので、2歳からは狭すぎる門になってしまうのだ、と。
3歳からは幼稚園もあるし、希望通り入れるらしいが、それなら幼稚園でもいい。ようやく理解して来たが、認可保育園に入れるというのは大変なことなのだ。
うちは妊娠〜出産〜育休とのんびりしていたが、本気で認可保育園に入れるなら、0歳が勝負だ。11月生まれだったが、もう生まれる前から募集が締め切られたりするので妊娠中から応募して、0歳の4月から入れるようにするのだ。これ意外に確実に認可保育園に入れる方法はないということをここでようやく悟った。
さて、150人の定員に400人の応募ってことは、残る250人はどこに行くのだろう?認可外保育園に預けるケースもあるだろうし、うちみたいに祖父母に見てもらうケースもあるだろうし、求職中の父母どちらかが仕事に出るのを諦めることもあるだろう。待機児童ってなんぼのもんじゃいって思ってたけど、とにかくすごい希望が通っていない状況があるようだ。働きたいのに、とか、義父母に預けたくないのに、とか、いろいろな事情があっても飲み込んでいるケースが多数あるのだろうね。予備軍としてはそれ以上。
保育園ってのはそういうものってことでいいのだろうか?見てると明らかに足りてないような気もする。これ田舎の一事例ですが。