以下は某所(mi○i)に書いたものなのだけれども、ほんとはこれを解凍してここに書きたかったが時間の問題でとりあえずここに転載。将来的に何とか解凍したい。


社会保障カードが住基カードを下敷きに作られるということで、まあそれはそれでいいのではないかな、と。韓国は管理社会だけれども国民全員がIDカードを持ち、一意の番号を持っている。それどころか一意の番号が民間でも使えるという日本にしたら大反対が巻き起こりかねないことをしている。いい悪いはあるが、それだったら話は早いと思う世界。

日本で何かことを進めるためには、戸籍が全て電子化される必要があると思うんだよなあ。ここ静岡やまあ西の方は電子化されてないとこのほうが少ないけれども、東北のほうでは電子化されていないところも多いと思う。それでは次の作業に進めんぜよ。こういうものは国が一律にやるべきだと思うんだ、戸籍は国の事務なんだし。自治体の体力だけでする/しないが決まるって本末転倒っつーか合併すればいいのに。よく西高東低と言われるけど、東のほうは合併してないんだよなあってことでまあある意味電子化は合併が契機になるところはある。

最近はパスポートもやることになるので実地で研修受けたりしたんだけど、戸籍の最大の欠点だと思うんだな、アルファベットの登録がないことが。国際化の時代なら、漢字とアルファベットの登録をしておくべきだと思うのだよ。表記法が今までヘボン式ローマ字しか使えなかったものが、それ以外も使えるようになって、例えば今まではOSAKAさんだけだったのがOOSAKAとかOHSAKAとか表記できるようになったんだよね、理由書けば。それを申請に来たその場で決めるって。怖いやん。あとですね、戸籍にはフリガナは登録されないので、住民票のフリガナが参考にされるんですが、住民票のフリガナって便宜上の行政側のものだから、外部に向けてあまり示されることがないのね。役所で発行される住民票もフリガナ載ってないのが多いはず。だからちょっと申し出ればフリガナなんてすぐ変わる。それも含めてパスポートの表記ってグラグラです。すぐ変わるといえば変わる。やっぱアルファベット名も登録すべきだよなー。

そういえばパスポートが市役所に来るってことは(これは静岡県だけの話ですよ多分)、個人情報を総合的に扱うのが市役所になるってことだ。今までパスポートは門外漢でわからなかったけれども、ちょっと触った感覚ではこれも一つの住民登録の形だな、と。でもまあ本来市がやるべき業務でないと思いますけどね、っつーかまあ戸籍からして市のやるべき業務じゃないと思うんだけども。それはそれとして誰かの個人情報を包括的に扱うことになったのが市だとしたら、本当に個人情報のエキスパートが市になるわけですよね。つうかもう俺ぐらいだろ、全国で。とまでは言いませんが、戸籍も住基も外国人登録もパスポートも、なんてのはよっぽど個人情報というかまあ住民登録かなこの場合、に精通していると思うんだな。財産と言えるぐらいに。

戸籍と住基と外国人登録まで精通している人も少ないでしょうが、パスポートまで加わったらほんと少ないぜ、とか思う。稀有だ。

そんな稀有な僕が国の制度設計ぐらいしてやりたいもんだと思う。法務局は人権部門を分割して(そもそも法務局の人権部門って一体なんだ?)戸籍部門は窓口化して旧市町村単位ぐらいに窓口を作る。現実的には今の市町村庁舎に間借りとかか?そこで戸籍を全国一体で管理する。本籍は廃止(戸籍が法務局に戻れば本籍は不要になる)。さらに市町村から住基の異動について委託を受けて事務を行う。これも全国一律の制度にして転出届を不要にする(転入届だけで済むようにする)。総務省住基カードを発行するために市役所に委託をする(現制度では後ろに幽霊のようにいるだけだがもっと前面に出てきてもらう。というか市町村ごとにカードが違うって何)。

その住基カード社会保障カードとしても使えるというやつだよね。

とにかく全部市町村に任せた上に、全部市町村単位でブツ切りにするのは意味がないと思う。誰がやるか、よりもどうやるか、が大事。戸籍に対する意識が煮立っていけばいい。あーそんなこんなを書きたかったようで詰め込みすぎました。