今になって思えば縁のある本だと思ったので、「公務員の異常な世界」の立ち読みに再挑戦。結論から言えば購入には至りませんでした、と。
だいたい独立行政法人って公務員だったのかな。そこんとこが全くわからん。僕の考える公務員は資源(予算)がなくて汲々としているというものなのだけれど、仕事がないのに雇われるとかそういうの全く想像つかない。自分が非公務員であれば、「公務員はけしからん!」と思えるのだけど、公務員なんで「これは一体どういうことなのだ」という困惑のイメージのほうが先に立ってしまう。意図がわからないのだ。
独立行政法人が問題だ、という議論なら大いにやって欲しい。ところが「公務員が異常」と言われてしまうととたんにわけがわからなくなる。公務員は異常かも知れないが、この本の視点から見て私の知っている公務員は異常ではない、ということになってしまうから。
うちの市では35歳ぐらいで月給が28万円ということらしいが、果たしてそれが高いのかどうか。45歳で38万円というのが高いのかどうか。公務員には色々な手当があるらしいが、基本的にはほとんど意味がない。給料がメインである。独身手当とか出世困難手当なんつーのもない。あと小規模の市役所には現業の人ってほとんどいない。と思うんだけどな。
所属していたところが違うのだから問題が違うのはわかるのだけれども、どうして「公務員」というだけでそのように一くくりにされねばならぬのか、また一くくりにするならほかにくくるべきポイントがあるのではないか、と思ってしまう。
僕自身の問題意識は、「公務員は真面目に働いているのでコストが大きいこと」です。真面目に働く前にすることや考えることがあるだろ、ということ。
追記:そういえば大卒の初任給が17万円ちょっとなので35歳で28万円というのは10年で10万円増えるということだと思うんだけど、現在の僕の給料は4年で20万円弱なんだよな。3万円しか増えていない(実際2万円ちょっとしか増えてない)のに、ほんとに10年で10万円増えるのかな。管理職になるのは50歳超えてからだしなー。