くるりのライブに行ってきました。音楽イベントで感じる「日本人だけ」の空気が最近はすごく興味深い。「音楽は万国共通!」と言っても言葉の持つ壁は高いのだろう。「日本の文化」はここにある。グローバル化が続いても、JPOPの興奮は続くだろう。音楽が呼ぶ感動は実は言語に依存していて、いつの間にか日本人だけが選別されている。逆に日常生活の中ではすでに「日本人だけ」というものは少なくなっている可能性はある。コンビニの食べ物は誰が食べてもおいしいのだ。野菜なんてものはやたらとグローバルなものだよなあ。
日本的なもの、ってのが一体どこにあるのか。僕が感じるところでは本屋や図書館は割と日本人ばかりです。役所やスーパーや電気屋は外国人も多いです。電車も車も多いです。タワレコには日本人が一杯いました。ということはやはりコンテンツというか日本語が必要なものには日本人が多いんでしょう。ライブの空間がグローバル化するのはきっと先だろうなあ、と思いながら僕は音楽と日本語に心を動かされる日本語のネイティブスピーカーをしていた。日本語ロックと言わなくてもロックは日本語なのだ。