非常に腹立たしい話がある。多分どうでもいい話だけど。住民票について。
自分の住民票を欲しい人が、よく親とか祖父母に頼むんだけど、適当に頼むの辞めて欲しい。「住民票」なんて商品はないんだから。こっちはまじ苦しい。住民票とか戸籍とかややこしいでしょうけど、こちらもそれを説明するのがややこしい。正直なんとも言いようがない。
例えばこう説明しよう。「住民票が必要、とのことですが、世帯全員分か個人分かどちらになさいますか?」さて、世帯って何だ。「同一の住居で起居し、生計を同じくする者の集団」というのが辞書的な意味だ。どういう理由で世帯全員分の住民票が必要なのだろう。多分この「生計」というのがミソなのだろう。何かの申請でよく使われるようだ。個人の証明なら個人でよいはず。まずこれが一つの関門。世帯の中には別居の祖父母は含まれない!(だから何)
「住民票に記載されるのは住所氏名性別生年月日だけなんですが、それ以外に本籍と続柄の記載が必要ですか?」これを言うときにいつもドキドキする。はっきり言ってあんまり伝わっている気がしない。「本籍」ってのは僕にとってもあまり意味がわかりません。ただ単に戸籍が置いてある土地の所在です。もしかすると祖先がそこに住んでた土地かも知れません。これが基本的には住民票*1に記載されないのは被差別部落とかの差別に繋がる*2からだそうです。そんならその記載が必要な住民票を要求するなよ!免許とかにデカデカと載ってもうてるやん。あと本籍があるということは日本国籍を持っていることも表すと思いました。そして続柄というのは世帯主から見た血縁あるいは婚姻の関係のことを言います。これが必要な用途はわかりません。
免許相続登記年金なんかでは本籍の記載が必要なことがあります、という説明書きがしてあります。と、いうと、割と本籍の記載が必要な住民票を要求されていることが多いのです。
一般的には安易に「親とか祖父母に役所に行ってもらって住民票を取って貰えばいいや」と考えるのでしょう。でも、僕らの立場から言えば、住民票なんてものはないのです!!せめて!本籍と続柄の記載が必要かどうかだけ!言付けしといて貰えれば!基本的に住民票を要求する側も本籍や続柄の要否を提示しているはずです。
今日は自動車学校と言う中途半端なとこに使う住民票を要求された子に頼まれて来た母が住民票の交付を申請されたのですけれども、危うく本籍の記載なしで出しかけてまた職場の人に注意された。本籍が必要なんだと(免許の一種ってこと?)そんなん知るか!申請した本人が「多分そこまでの記載は必要ないんじゃないかねえ」なんて言ってんだから一度困ればいいんだ!そこまで役所の責任って言うなら住民票を要求する人(この例の自動車学校)は本籍や続柄が必要だっていちいち僕に通知してくれよ。どこでもかしこでも住民票持ってこいなんて言いやがってそんな簡単なもんじゃねーぞ!これからは「自動車学校ですか、それなら本籍の記載が必要ですね」って有無を言わせず言うようになるんだぞ、俺が。なんだかよくわかんない文章だね。
わけわかんなかったら本籍も続柄も全部記載した上で、世帯全員分の住民票を出せば絶対に用が足りるんですけどね。料金も同じだし。個人情報の関係もあってなかなかお勧めしにくいけど、基本的にうちの地区には有名な部落もないし、続柄だってそんなややこしいことはないから載せたっていいんだし。
本籍と続柄を使わないで欲しい。免許証に本籍が載ってるのとかほんと腹が立つ。なんだ本籍って。ぶっ殺す。戸籍なんてなくなれ!

*1:ってさっきから普通に書いてますが、「住民票の写し」のことです。住民票は役所に置かれ、本籍その他の全ての情報が記載されていますが、住民票の写しには余計なものは記載しないことになっています。

*2:でも戸籍は簡単に異動できます