週間東洋経済の特集が「英国と日本」だったかな、その中のほんの一部に反応するけど、日本も移民を入れればいいんだよな。記事では「移民を入れても弊害は全くなかった」と書いてあった。
英国は世界の公用語に近い英語の国なので言語についての問題は少ないだろう。そういえば「ベッカムに恋して」も英国のインド社会が主題だった。さて、日本ではここ遠州地方で大実験が行われているようなものだが、着実に社会はそれを織り込んでいる。
人口の2〜4%がブラジル人。これは特定の地区だけの話ではなく、多分遠州一円に及ぶだろう。遠州地方の人口が100万人だとして、3万人ぐらいか。小さな市ぐらいにはなるね。勢い遠州地方での第二位の言語がポルトガル語になる。一位は遠州弁だけどね。
言葉も習慣も違う人たちが、同じ場所で生活することは可能なのだ。仕事柄、外国の法律の話にも触れることもあるのだが、インドとかどこかの国ではその人の属する宗教によって適用される法律が違う国もあるのだし。
そしてもう一つ思うのだが、ポルトガル語が通用するならついでに英語も通用させちゃえよ、っていう。アジア圏の外国人が意思疎通を図るのに一番手っ取り早いのが英語で、中国でも韓国でもフィリピンでも受け入れていくことは可能だろ、っていう。
僕たち日本人は学校で英語なんかを習いますが、一体あれが何の役に立つのかって思うでしょう。それがアジア人が街に溢れるなら理解できるでしょう。「あ、アジアの人と話すために、英語は必要なんだ」と。
今の日本には日本人と顔が似た人たちが溢れている。ブラジル人の大半は日系人だし、もちろん中国韓国の人はモンゴロイドだ。
国際化の端緒としてはゆるやかでいいだろう。というかASEANEUみたいにすればいい。