先日書いたように長浜に行ってきました。いいところでした。青春18切符で2300円で行くところを6300円かかってしまいました。何故ならまだ青春18切符は使えないからです。ちくしょー。
旅といえば僕の中では「本」と不可分になっています。割とたくさん読めました。その旅の空気というか、本と風景と自分が混ざり合う感じがいいんですよね。
そういえば電車から眺めている景色が自分の中で理解できるものになっていたのが面白かった。田んぼの中に家がある理由。全てそれらの家は農地転用によって建っているのです。道路に対して垂直になっていないけど、その理由も農地転用だから。もともとは整形の土地だったんだけど、線路や道路で斜めに買収されて、その残り分を転用して宅地にしているからです。
面白いんだけど、区画内がてんでバラバラに農地転用されている。農地を売る人と売らない人がいたりするんだろうね。宅地に囲まれて一区画分だけ農地が残されたりね。道路だって農道みたいなもんだから細くてさ。区画で計画すればいいのに、って思っちゃうけどね。
そんな理由でイビツな街ができあがってくの。何でこの土地はこうなってんだろうとかこの道路はこうなってんだろうとか、割と想像できる。基本的には土地を規定している「公図」ってもんがそうなってんだろうなーと。すげー問題だと思うよ、そういうの。でも誰が抵抗勢力かって言えばまあ僕達全員というか、個人的には土地の私有制度だよね。
今日の日経新聞に書いてあったけど、私有地(アンチコモンズ)の悲劇ってやつですね。はっきり申しまして私のうちにも遊休農地があるんですが、農家でもないしどうしようもないんですよねー。お金になるならいいけど、全くならんもんね。
それにしても滋賀でも静岡でも土地の変遷が同じってのが面白いね。土地改良して農地を整形してから農地転用するってのは全く同じ。道が狭かったりとか行き止まってたりとかそういうのはまあ制度とか法律から来るってことなのかな。見るだけでわかるレベルってなあ。