Googleについて。世界最高の頭脳集団が無料提供しているサービスを、世界中の誰もが使える。こんなすごいことがあるだろうか。破壊者として、例えば既得権のある誰かが有料でサービスしているものの、さらに上等のものを無料で提供する。それは誰かにとって既得権喪失を意味する。
Google マップで不思議なことは、ゼンリンの著作権についてだ。僕らが業務でゼンリンの住宅地図を使う場合はコピー厳禁というか実際にはバンバンコピーしているが、他へ出すものとしてのコピーはダメ、ということになっている。でも最近申請書類で、明らかにGoogle マップを印刷したものが出てきているような。
著作権、についてゼンリンはどのように考えるようになったのか。よくわからんけど、確かにそれは著作権法違反かもしんない。でもそれを求める必要もないってことかもしんない。
ゼンリンは情報を囲い込むことから全てを曝け出すことによって、新しい収益モデルを考える道を見つけたのかも知れない。
ゼンリンの住宅地図は日本で最大の地図情報だろう。これがインターネットで無料で見られる*1。だけではなく、Googleのフィルター(検索)を通して見られる。
むう、まだ未整理だ。
いわば仕事を変えてしまう可能性が強くあるってこと。
言い表しづらいなあ。例えば職場からパソコンや電話や机やプリンターや管理職や書類などをなくしてしまう可能性だってあるってこと。それはGoogleがやることなのかはわからないが、似たような仕組がやるのだろう。
今職場からパソコンをなくすって書いて自分でそのアイデアに触発されたのだけれど、パソコンという形がほんとに仕事に適しているかはわからんよね。家にも職場にもある。同じものでいいのか?いいのかっていうか、考え方が変わるわけだよね。例えばIE上で動くワード*2ができれば、ワードをインストールしたパソコンはいらないよね。パソコンは外と中(インターネット)を繋ぐ端末でしかなくて、必要なものは文字入力の手段のみになる。そうすると、それに適したキーボードはどんなものかとか、むしろキーボード以外に文字入力できる仕組がないか、とか。
オープンオフィスというオープンソースのオフィス(MSオフィス互換だっけ?)があって、つまりオフィス的なものは無料で使えるわけで、それがインターネットの向こう側で動作すればこちら側には何もいらなくなる。
あ、Googleは職場自体もなくすことが可能ってことでもいいんだ。いやとにかく世界最高の頭脳が我らが職場に入ってくる時代なんですよ。彼らは機能だから、ロボット検索と同じく職場を自動的に検索して再構築してしまうこともありえるよね。「Google」に適した職場を、Googleを用いた自然淘汰によって作成する。
我らホワイトカラーは全身をGoogleによって検索されなければいけないだろう。仕事には現場だけが残る。
さっきからずっとイメージでしか喋れてないですが、未来は本当に変わっているだろうと思う。10年前にだって、こんな世界は想像できなかった。10年後がどうなるかなんて想像できるわけがない。
職場にパソコンが導入されて、導入以前はどうやって文書を作成していたのだろう、となる。
仕事さえできれば良いので、文書自体が減ったっていいわけだな。
全てのことが自動で動いていくようになれば。今まで計算式を埋め込んでいなかったものにも計算式が埋め込めるようになった時代で、これからあらゆるものに計算式が埋め込まれていくようになると思う。職場から電卓がなくなるようにならなければ。
それより1年先の未来がどうなのか?どこまで僕達がやれるのか。
とにかく僕が技術に関わっていない、というのが少し寂しい。

*1:それだけならゼンリン自身が提供している

*2:のようなもの