以前読んだ本の影響で、技術に関する仕事がしたくなって来てたけど(かと言って現実的には何もない)、思い直した。何の因果か行政に入ってしまったのも縁。行政にも技術的なことはあるじゃないか。それを少しでも僕が進められればいいわけですよ。
具体的に言えば今大きいのは行政文書の管理で、少しづつ行動している。他に仕事の枠組みを変えるのもありだ。今の仕事は法律が完全に指定してくれている仕事じゃないからだ。いわば行政の裁量のようなところがある。利便というか。それなら例え不便になってもコストを減らす方法とか、利便の発想を転換して違う利便を探る方法もあろう。
それも行政の技術だ。行政が余計な手間を取らせないように変われば、社会の発展にだって寄与するだろう。先進事例は行政に携わる人にとって誰もが欲しがる情報。自分がその先進事例にはなれなくても、例外事例というか、極端に言えば失敗でもいいんですよ。行政は失敗を恐れる余り、仕事を広げるばっかりですからね、失敗して、「ここはやらないと失敗するけど、ここはやらなくても失敗しないんだ」という領域を示すことになればそれも一つですよ。そういう事例がたくさん集まれば行政も変わりうるのではなかろうか、と。
縁です。今のところ行政に何とかアジャストできそうなのでその中で変えられる技術を変えて行こうかと。今見える範囲では、行政全体を大きく変えてしまえる余地はあるぜ、と思った。というかまあ10年後にはどこかのエリートさん達のお陰で今と全く同じ仕事はしてないだろうな、と思う。