■
- 作者: 小笠原喜康
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/17
- メディア: 新書
- 購入: 6人 クリック: 51回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
要するに、問題は簡単ではない、結論を急ぐな、考えろって話ですね。留保。リサイクルにしたってするのが悪いという論調、いいという論調の2つがあって、それらを戦わせることが必要なんですよね。
この本で例に挙がっている「ウソ」としては、少年非行増加のウソ、ゲーム脳のウソ、電車内携帯電話禁止のウソ、ゆとり教育批判のウソがあります。このどれもが論を進めるために強引なウソが使われている。その強引なウソに対しては慎重になる必要があるが、まてよ、結論までがウソとは証明できないのです。
確かに最近少年非行は増加しているのかもしれない、ゲームをすると脳に悪いのかもしれない、ただ、前述「ウソ」の言い方ではこれは証明できなかったに過ぎないのです。証明は出来ないがホントであるのかもしれない。
まあ僕はこの本からのメッセージを「不断のアップデートを続けろ」、ととりました。日々難しいぜ。