で、生活の話に入るんですが、料理作るようにしたいなあ、と。生活を自分のものにしていきたい。両親の作る料理は不味いし基本もない。だから僕はものすごく味音痴で、4年ちょっとの自炊生活でも自分の料理の味が気になったことはない。
そういうの改めたくて。なんというか生活を豊かにしたい。豊かにしたいからおいしい料理を食べたい。でも配偶者とか親に弁当を作ってもらったりとかそういうのはかっこ悪い。なんか去年も挑戦しようとしてはね返された壁なのだけれど、職場へ自分の作った弁当を持っていきたい、と。
問題は、僕があらゆる技術の習得に、先天的な欠陥があることです。本当に器用じゃない。
幼稚園からはじめたオルガンでは同級生の中で一番上達が遅く、譜面も全く読めるようにならなかったし、算盤だって10人並かむしろ不得意だったし(現在暗算で2、3桁の足し算引き算ぐらいならできるかな)、習字も通ったのに現在その形跡は窺い知れないし、スポーツに至っては完全に音痴の部類。車運転するのには現役で苦労してる。
なんつーか体を動かすことが苦手なんですよね。
パターン化されれば大丈夫なんだけどね。習得が遅いけど、習得がされたものに対しては人並みにもできる。まあ水泳なんかは要求される技術の量(先端になれば話は変わるが)は少ないからね。
技術ってのと前述「自分を消していく」がどっかでリンクしないかと思うんですが。井上さんも知っているはずの古武術研究家甲野さんみたいなことですよね。日常生活全てに繋がっていく何か。不器用だからこそそういうのがいいのではないかという。精神的な部分のマニュアルがないと。
精神論だって技術だろうし。
話を戻して、生活を自分のものにする、という流れの中には自転車もある。車を持つと本当に車に支配されるからよくない。飯だって250円でいつもの弁当を食っていると、その弁当はいつまで待ったって美味くなっていってくんないわけっすよ。だからほんとに今回は料理を勉強したい。4年自炊してまったく何も勉強しなかったってのすごいことだけど。