働きすぎの時代 (岩波新書 新赤版 (963))

働きすぎの時代 (岩波新書 新赤版 (963))

働きすぎ、っていうか僕はまあ働いてなさすぎなんですが。でもそれも同年代とか、他の人とかに比してってだけだから、それでも働きすぎではあると思う。本来週3日も働きゃ十分だろ。って気分になりました。
働きすぎは労働力のフレキシブル化に応じて起こる。ような気がした。労働者に自由な選択を!つって働く時間を多くも少なくも早くも遅くもできるようにすれば、自然と多く、早く〜遅くなる。横には働く他者が居ますからね。
オランダ・モデル、という話が出ていて、オランダではパートだろうが正社員だろうが(フルタイムでもパートタイムでも)、時間当たりの賃金年金保社会保障雇用期間昇進などの労働条件に差をつけることを禁じ、フルタイム⇔パートタイムの移行を保障した。それが効果を発揮して、男女間の性別格差が解消し、労働時間は減少した*1
結局は制度の問題も大きいんだろうなあ。
(あとで本を探して「ない」と困らないように自分用メモ:図書館で借りた)

*1:日本の女性は労働時間と家事時間の合計が他の国に比してかなり多い。もちろん男性より断然多い