困ってしまうのは知識不足。3ヶ月前まで一般の人と同じ知識ぐらいしかなかった私が、ようやくわかってきたのだけどかなり知識や経験を必要とする境界確認についての応対をしたりしなかったりする事実。
まあ僕が応対する必要がないというかね。わかる人が対応すりゃいいだけの話なんだけど、それでも異動があることなので、多分3年ぐらいのことなんだろうけど、入れ代わり立ち代わり業務を習得していかないといけないのね。
と、いうわけなんですが、土地境界を確認すると言っても測量をやってるわけではないので(先輩達の中には測量をしていた人もいるが)、本来のところ根拠も何もわからないわけで。
と、なんというか難しいのが、役所にはやれないことがあるってことですね。例えば行政サービスで、各市町村でやってることやってないことの違いはありますけども、そういうことだってその市町村でやらないと決めたら個別では可能なことであってもできないんですね。
全体に関係することですし、予算は決まっていて売り上げが増えるわけでもないし、法律や条令が関係すると完璧にできないこともあるわけだ。*1
今日もすげーお役所的な対応をしたんですが、電話相手「他の市町村はやってくれる」僕「とにかくできません」というようなことを1〜2時間ぐらいのらりくらりとやっていたのですが、僕も根拠とかがよくわからんので言っててつらいんですよね。協力できないことが、ではなくて、無下にあしらえないことが。
相手が無茶なのか僕の知識がないのが悪いのか、だんだん居丈高にというか立腹した雰囲気になってくる相手に対して切れやすい僕はとっくに腹が立っていたので、1.絶対に話のわかる人に回さない。2.条件を譲らない。3.明言をしない。4.切れない。と、感情を切り離して柳になっていました。交渉事で感情的になるほうが悪い。協力する気はまったくない。
そうしたら少しだけ楽しくなったんですけども、電話が切れた後で放心というか端的に言えば多分怒り(あと話がよくわからないことに対する負荷)でオーバーヒートしていたので、席を外して廊下の吹き溜まりみたいなところに隠れて5分ほど立っていました。
相手が中途半端にものを知っている人の場合が一番困る。

*1:でもまあ実際のところ、役所は声が大きい人を相手にするというところは大きいんだけどね。ゴネる人が得をしちゃうというか。