うちの課には下水道事業も内包されていて、多少は関わりがあるのだけど、それにしても道路と下水道とはまったくものが違うので何をやっているのかはわからない。
わかることはお金がかかる大変な事業であるということ。街の真ん中の道路を掘り返しては通行止めにしたりむき出しになった砂利の上をガタガタと通ったりするわけ。事情にもよるのだけどうちの場合は既存の側溝も取り壊さなければならなくて、それによってほとんど道路の全面改良といった様相を呈している。舗装も仮舗装*1と本舗装*2が必要だったりして手間がかかる。
そして処理のほうでは、下水の処理場を作ったりするわけ。これもまたバカにならない施設でしょう。巨大な上に、横に何故か風力発電所(国から補助が半額出る)が備え付けられている。
こうまでしてやる事業ってどんなのなのだろう。しかも街中の道路を掘り返して進むので、一年でいくらも進まない。
それに対して合併浄化槽というものがある。僕は今までよくわかっていなかったのだけど、「合併」という意味は、うんこだけ(それを単独浄化槽というらしい)じゃなくて生活廃水も合わせてやるよ、ということらしい。
しくみは微生物が排水を分解するというもの。下水道と合併浄化槽のコスト比較はわからないが、かなり合併浄化槽のほうが安い*3と思われる。
このへんのことにも勉強の余地がかなりある。下水道事業ってのは高価で遅い。合併浄化槽は安価で早い。しかし高価な下水道事業も毎年着々と進んでいくわけで。うーん。

*1:とりあえず掘り起こしたところだけを埋めてなんとか通れるようにする

*2:それだけじゃまずいからもう一度全部引っ剥がしてしっかりと舗装をかける

*3:すっげー適当だけど、物が100万、補助が30万ぐらい?