セレンディピティ*1。ってまあそういう副題がついた本*2はまだ読みきってないのだけど、偶然にもタイミングやその他があってしまうという時はある。おとといの日記に書いたバイオディーゼルなんだけど、先週買ってやっと読み始めた本(環境再生と日本経済―市民・企業・自治体の挑戦 (岩波新書) 本そのものの感想はあとで)の中に出てきた。しかも出てきたのはバイオディーゼルだけじゃなくて、ごく近隣の町――僕が勤めている町と合併する予定の――の名前であった。血圧上がった。
その町の役回りは狂言回し的なものではあったけども、さらには主役を担うものとして、静岡県トラック協会、というところのバイオディーゼルに対する取り組みが取り上げられていた。バイオディーゼルを実用化しようという試みだ。これもどうやら主体がうちの市の運送会社らしい。
しかし、惜しむらくは、近くで行われていたこのような一連の活動を僕がまったく知らなかったことだ。どうやら今年度初めに菜の花学会というイベントが開かれていたらしいが、合併する予定にも関わらず僕は何もそれについて知らなかった。悔やまれる。(多分イベントには行かなかっただろうけど)
来年(は無理だけど、もっと先)からこういうことに関われたらいいなあ。環境って数少ない行政のロマンの一つじゃなかろうか。

*1:思いがけないものを発見する能力。〔おとぎ話”The Three Princes Serendip”の主人公たちがこの能力をもっていることから,イギリスの作家 H=ウォルポールが造った言葉。特に,科学分野でケアレスミスなどから思わぬ大発見を生む時などに使われる〕

*2:偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方 (角川oneテーマ21)