やー、台風。昨日は17時から職場待機。「2時まで」とか言われ、落胆。しかも風も雨も非常に弱まり、水量は減る始末(いいんだけど)。10時まで待機して何もなかったので町長の判断で解散ということに。待機中何もすることがなかった。
結局、台風は静岡を避けたみたい。
今日も現場を回ったのだけど、大した被害もなかった。倒木が少しあったぐらい。その中で住民の方から電話があり、先輩と一緒に現場に向かうとそこには誰もいない。おかしいな、と先輩は僕の電話(糞!)を使い、104で電話番号を調べ、電話するも誰も出ない。
しばらくして、乳母車を押しながらおばあさんがやってくる。なんかヤな予感だ。
おばあさん曰く、畑の排水が抜けない。隣の敷地に物が置いてあるからだ、と。いや、それは僕らの問題ではなく、そこの溝が町の水路ならともかく、人の敷地っていうと…。正直台風災害とは関係がない話。それなら普通の雨の時にどのようになるか、というのを知りたいところだ。台風と関係付けられても。
「こういうのは私有地同士の話だもんで、おばあさんが直接隣の人に言ってくれたほうがいいと思うだけんなあ…」と先輩。おばあさん、「こないだおじいさんが死んじゃったもんで、そういうのは全部おじいさんにやってもらってたもんで、できりゃあ役場にやってもらうとたまらんいいがね」まあ言うだけなら別によかろうがね。
先輩は色々兼ね合いもあるらしく考え込んで、「うーん、それじゃ上と相談して、また連絡します。○○さん、いつ家にいます?」「お昼にはみんないるよ」
みんな?
まあこれがキーワードで、僕は確かにこう聞いたような気がしたんですが。帰りの車内、先輩が、「こういうのは役場のするこんじゃないだけん、かわいそうだで何とかしてやったほうがいいな」とポツリ。えー、そういう印象だったんすかー?
「おじいさんが死んで1人暮らしだっていうもんな。やっぱ女の1人暮らしって相当大変って言うでね」
えー、1人暮らしー?どこでそんなキーワード言った?(もしかして僕の聞き違いだったろうか)と思いつつここにもキーワードが1つ2つ。「かわいそう」「してやる」
ぼっくはねえ。こーの2つの言葉には拒否反応があるんすよ。絶対言われたくないし、まあ他人に対して思いたくもないですね。思ったときは反省します。最悪ですよ。哀れまれて施される。尊厳がないじゃないか。
あとはなんかおばあさんに対して先輩はノスタルジーでもあんのかな、と。僕はないですよ。このおばあさんも家族に「あんな小さな畑、やらんでもいいじゃないか」「誰も食ゃせんに」とか言われてんじゃないかと思っちゃいますね。
合わないなー、ほんと。