都会は田舎と違う。だから田舎で都会の楽しさを追い求めるのは間違っているんです。ここには都会の楽しさはありません。今日、テレビでセーフコ球場のスターバックスの看板を見て「これどっかで見たな。テレビ局かなんかだら?」とか言ってる親父がいるのですから、それは当然のことなのです。
今の楽しみは庭に水を撒くことです。効果はよくわからないのですが、やらないよりはやったほうが涼しくなるだろ、と思うと楽しいです。
庭にバッタがいます。少し前までは、蚊と見まがうほどの大きさでムチャクチャ芝生の中を飛び回っていたものが、少し経ち、また少し経つほどに、大きく、そして数も減っていく。これが目に見えてわかる。楽しいとは言えないけど、発見です。
田んぼの真ん中の道を、自転車で通ります。田んぼの中には、ごっついでかい鳥がいます。名前もわかりません。けど、何匹もいるんです。何食ってんだ。
川(正確に言えば、農業用水)には亀が浮いています。たまに何かが跳ねます。こういう川沿いの道は、嘘でも涼しいと言っておきます。
急に木かなんかを彫りたいと思ったりした。そういえば子供の頃には自分用の工具箱を買ってもらって嬉しかった記憶がある。家に帰ってきてはノコギリで何かをギコギコして、釘を打ったり、削ったり。如何せん、ほとんど完成させた記憶はないけど。
田舎でも生活を楽しんだりはできる。っていうかこの話はケチでも生活を楽しんだりできる、ってことなのかな。僕の現在の夢は、無職になって適当に暮らすことですが、ちょっと前までは就職したいとかだったのに、バチが当たるんじゃないかと思う。