世の中には「おあずけが好きな人」と「嫌いな人」がいるのじゃないかと思った。もちろん僕は嫌いな人。
ハァハァしたいかしたくないか、みたいな基準。例えば好きな芸能人は?とか言われても「付き合えないんだし、好きにならないほうがいいよ」と思っちゃう人はおあずけ嫌い派。
「おあずけ」というのはそのまま「クリフハンガー(宙吊り)」のことだと思うんだけど、ホラーも映画も好きじゃないなあ。
多分、その「おあずけ」が好きか、好きじゃないかで、人生も大きく分かれるんじゃないかと思う。
具体的に言うと、「おあずけ」が好きな人は結局その方向に少しでも近付いている、ということ。つまりはハァハァ対象に少しづつ近付いて、もしかすると付き合えてしまう可能性だってある。
反対に嫌いな人は、その可能性がさらに低いのだけど、途中の葛藤なり何なりを味あわずに済む。
こうして僕は世間から剥離してくのかなあ、とかそういうことをぼんやりと考えてみたりした。