僕はドリフというのをほとんど見たことがない人なのであって、もしかすると小学校時代に多少難儀したかもしれない。そのころやっていたのは 8時だよ!全員集合 ではなかったかもしれないが、同世代でドリフというのがまったくの残像もなかったというわけではないと思う。
しかし僕には残像がない。これは残念な事実なのかそれともそうではないのかわからないが、たとえ熱望したとはいえ、家で見れなかったのだから仕方がない。だから学生生活を送るのに多少難儀した、と思う。
後になって、ドリフを見ても怒られることはなくなったが、それでも後になればあえて見る気もしない。
だから僕には ウンナン と ごっつ はあっても、ドリフはない。(とんねるずもあまりない)
故に今回の流れは多少不思議であった。僕はドリフというのは志村けんが才能の持ち主であって、それを加藤茶がフォローする、という構図の色眼鏡を持って見ており、事実、荒井注の時はそういう扱いであった。
しかし、いかりや長介についてはそうではなかったようだ。僕は知識を持っていなかったので、ドリフのメンバーが折に触れていかりやのことを悪し様?(怖いとかそういう感じ)に言うのを見て、それをマジだと思っていたから余計にそう思った。
有体に言えば、時代が押し上げただけの人だと思っていたから、今回のような反応は意外であった。
つくづく知識がない、ということはわからないことだな、と思い知った。
(ついでに言うと、僕はドラマを見ないので、本人が気に入っていたというビールのCMでしかいかりやさんを知らないような気がする。なんかこういう時って疎外感だな。)