本屋でぶらぶらしてるいると、「ヤフオクで元手0で荒稼ぎ!」みたいな本を発見した。手に取ることはしなかったが、元手0なわけあるまい。
そもそも物を買うと中古となり、その段階で価値は半減する。さらには消費していくことでさらに価値は目減りする。その物を売るということは少なくとも中古にはなっているし、そこから価値が目減りしていない場合は単に買わなきゃよかっただけのことである。
買ってから値上がりする商品ってのはあまり多くないだろう。そういうものを持っている人はいかようにでも扱えばいい。しかし少なくともウチにはそういうものはないのが現状だ。
じゃあ何が売れるんだよ、と思って自らの財布を鑑みると、タダでも貰い手がないようなブツだった。しかし僕はこの財布と一万円の財布とを比べても今使っている財布を使うことを選ぶだろう。選ぶけど、絶対今の財布を一万円では買わない。
つまりはなんだ、ってことじゃないけど、どこにも誰にも売れないような価値のないものを使ってるのが節約ってことじゃないかなあ、と。使いきってさらに使うっていう。(節約と金儲けは話が別か)
ほんとうちにはカスみたいな製品しかないし、でもカスみたいなやつでも昔確かに買った物だし、使ってきたものだ。買い換えるより使い切るほうが本来的には節約だし金儲けだろうけど、つまりはこういう精神性の人が読んでも益なさそうだから読むのやめた。