コンビニ交付

コンビニで住民票が発行できるという話題からどうでもいいことをピンと閃いたゼ!コンビニで戸籍届ができる!とかどう?まあ戸籍届は郵送でも可能なわけだからちょっと違うわな。住民票のコンビニ交付の利点がイマイチわからんので余分なことも考えたりしてみている。我が市では導入を考えているらしいが。
コンビニ交付って便利なようでいて限界があるというか、結局コンビニに行かせてるんでしょ、ってのが担当的には過渡期感。ボリュームゾーンっていうか、守備範囲は割と今でも広いと思うんだけどね、住民票の交付。野球の守備位置ぐらいには守ってるでしょ。そりゃヒットも浴びればエラーもあるけどさ。9人で守れるからって外野に9人置くかって話でもあって、ある程度ボリュームゾーンに陣を敷くのはルールや物量上の制約だと思うのよね。
コンビニが画期的かというと、まあ店舗数を増やすという意味では圧倒的だけれども、市役所も全国にある程度の拠点は持ってるのよね。そこを全部ネットで繋いでんだからいいだろうという気もする。なぜそう思うかというと、住民票なんてのは取る機会が2年に1度ぐらいで、取らない人は全く取らないからだ。取らない人のことを考えれば、取る機会を増やすってのはまず費用対効果を優先して考える必要があるってことだと思う。
実際に我が職場で住民票と印鑑証明だけ取りにくる人はどのぐらいかっていうと、そうさなー、窓口に来る人の2割程度かなー。それ以外は他の手続きや他の証明書も取っている。住民票はボリュームゾーンに見えて意外と三遊間ぐらいでもいい。私の担当している地域(1.2万人ほど)にちょうどセブンイレブンが1店舗あるんだけど、住民票と印鑑証明だけが必要な人がそこに行ったとすると、1日に10人ぐらいの住民票の発行者数ってところだろうか。
さて、そもそも市役所とコンビニがあった場合に、人はどっちを選ぶかということですが、去年まではうちの市では税金の納付書を金融機関か市の窓口でしか払えなくて、今年からはプラスコンビニでも払えるようになった。やったー!と思ったけど、何のことはない、結構市の窓口にもお支払いにいらっしゃる。コンビニでできるようになっても、全部の需要がコンビニに行くわけでもないだろう。
まあこの話は地域によって違う話だとは思う。
ただ、総務省はコンビニ交付に力をいれるより、住基ネットで済むところを増やすことに力を使ってほしい。どこの役所だって、住基コードを要求すればいいじゃない。
あ、全く忘れてたけど、住民票のコンビニ交付に必要な住基カードの普及率が約3%。2年に1回の住民票のために、平日に30分使って住基カード作る人がどれだけいるだろう。あと、仕事が忙しかったら郵便で住民票取ることもできます。ある程度の市なら土日も住民票が取れると思うなあ。土日も夜間もお客さんが多ければ喜んで開くけど、アナウンスの問題なのか、いつも少ないからなあ…。