お役所仕事と休みの関係

今年は年末年始が9連休で市役所コノヤローとか思ったりした人もいたんでしょうか。でもね、逆に当の私たちだって思ったりするんですよ。明けて5日は戦争だったんですから。9日間のどっかで軽く開庁してそれが分散できれば、ってこともまたあるんですよ。やってる市町村もあったようですが。
話は変わって、戸籍の手続きで一番処理がめんどくさいのは転籍だろうと思う。転籍というのは本籍をある市町村から別の市町村に移すこと*1。何の届だろうとどこの市町村に出してもいいんですが、転籍は転籍先の市町村に出すのが通例だ*2。ということは戸籍がないわけなんですよね。一から作り直すわけ。前の市町村には普通にデータがあるわけなのに、新しい市町村でまた一から作り直す。そのために同一戸籍内にいる人*3の住所を確認したりとやることが発生する。さらに前の市町村の戸籍を除籍にしてもらうために、様式を整えてそちらに届を郵送する。うーん。
住民票の移動のほうはもっと簡単なんですけどね。それはある意味市町村の仕事だからってことでもあったのでしょうか。国が管轄している戸籍は本当に旧態依然です。転籍を減らすためにも、市町村はもっと合併してほしいなどと本末が転倒したことを考えます。あ、そういえば戸籍の電算化にとって市町村合併が果たした効果は大きいかも。ここでコストは発生したんですが、それもきっと回収できるはずです。あとですね、合併は西高東低などと言いましたが、東のほうが合併してくれれば電算化が進んで戸籍がどこの市町村でも取れる時代に近付くとかそんな予想。どうだろう。

*1:同一市町村内でもできますが、その場合実質的なメリットが少ない上に、手続きも多少楽になるのでここでは区別

*2:そのほうが処理が速いとか、実際にそこに住んでるからとかの理由

*3:別住所にいることもあるんです。