今更に既卒の人間にとっての公務員試験ってのを考えている。既卒の人間が、同じような民間の企業に入るってのは難しい。なぜ公務員試験は既卒の人間にも開かれているのか。最近になっても、公務員試験では合格者の年齢にばらつきがあると思う。
とか言いつつ急速に自分が何に引っかかっていたのかわかったので話を曲げます。僕の大学卒業付近に、いくら就職氷河期だからってフリーターになった僕のような人間は多数派じゃなかったし、少数派の僕のような人間に公務員試験が砂漠のオアシスに見えたのは別問題かな。事実面接対策には苦労したし。どうやって経歴誤魔化すねん!、と。
第二新卒というのがどういうものかはよくわからないけれども、日本には転職市場というものがあったのだろうか。あったとしたら不本意なところに就職した人が、公務員試験を選ぶことはその比較でのことであり、別に僕ほど公務員試験が楽に見えたわけではないのかも知れない。
後から考えても当時の僕には公務員試験以外の選択肢が考え付かず、全て落ちたとしてもまた次の年に受けるというのがベストな選択肢だったと思う。既卒の人間に対する進路のなさってすごいよな。この状況はこのまま続いていくのだろうか。企業での就職ってのは僕にとって全くわからない部分ですが、やっぱり同期は新卒だけなんでしょうか。公務員だけが既卒が半分を占めたりしているのでしょうか。
もしそうだとしたら、これは日本経済にとっても不幸なことではないか???僕は除いて、我々の世代にも相対的に優秀な人はいると思うんだけど、既卒だからという理由で公務員を選ばざるを得ないだなんて。