日本の中国人社会―司法通訳だけが知っている (祥伝社新書)

日本の中国人社会―司法通訳だけが知っている (祥伝社新書)

考えてみれば「日本の中国人社会」というものまではなかったな。日本における中国人の実態とでもいいますか。
現在在日中国人は56万人(台湾人を含むので正確なところはよくわからない)。ニューカマーと呼ばれる中国人は結局のところ現在問題となっている「研修生制度」で入ってくるのであり、その問題を解説したような話になっている。
余談であるが、僕の働いている市での外国人に占める中国人の割合は5%程度。それでもブラジル人の80%に次ぐ2大勢力である。あれ、そんなもんだっけ。もうちょっといた気もしたけど・・・。
とにかく日本で働く外国人の一方の典型が日系ブラジル人であるなら、もう一方の典型が中国人研修生である。その中国人研修生についての内実を知ることができる本であるとはいえる。