水木サンの幸福論 (角川文庫)

水木サンの幸福論 (角川文庫)

日経新聞に連載されている「私の履歴書」を纏めたものなのかな。思ったより分量があって内容も濃く、非常に面白かった。久しぶりに読みながら笑える本だった。水木サンの生き方はそれほどに規格外で、ユーモア感度も高いのだろう。事実は小説より奇なり、というが、漫画家の人生を漫画にしたら漫画より面白いということもある。これ一冊で水木サンのことがある程度わかる、お得で楽しい本である。幸福論も参考にしたい。意外に博識な人ではないか、とも思う。


コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変

コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変

てなわけで、漫画家の人生を漫画にしたら、の本。上では文で書かれていたものが光景として現れるので非常にわかりやすい。昭和史と水木史を重ねることで、時代が非常に見えてくる。水木サンという人は昭和の生き証人というかよくぞまあ生き残って漫画家になってくれたというような経験をしている人なのでこれは我々日本人の財産だろうと思う。妖怪だって水木サンがいなければ滅んでいたかもしれないぜ。


どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 026)

どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 026)

えー実はそういうわけなんでございまして。というか、まあそういう状態にはなっていないけれども、按配を間違えるとまずいぞってな状態で、解決策を、と思ったのですが、なんというか読み易い本でした。