戸籍や住民票を市町村に郵送請求する場合など(ネットで見ていると同人誌とかそういうものの売買にも使われるらしい)に使われる、郵便局の「定額小為替」の手数料が、10月1日から、民営化によって10倍になります。え、10倍!?
今までは遠いところに本籍のある方には郵送請求をご案内していたけれども、これからはどうあっても高くなる。例えば戸籍の定番の値段である450円を真面目に用意しようとすると、400円と50円の2枚の定額小為替を用意することになる。手数料は100*2で200円だ。450円の戸籍を取るために650円かかる。
もう少し機転を利かせて、500円の定額小為替を買って市に送ると、市はおつりである50円の定額小為替を入れて返送することになる。これだと600円-50円の550円で済むけれども、済んだからってなんだってんだ。元は470円だったんだぞ。
まあそんな金額でグチグチ言ったってね、結局取りにいくのと比べれば格段に安いからいいんだろうけどね。で、どこに不満や怒りが向けられるのかってことですよ。別に定額小為替のような仕組みがすべて素晴らしいわけではないけれども、時代遅れを活用していてさらにそれがなくなるとかそういう場面にいるのは嫌だなあ。
世の中の人は100円200円、さらには10円でこそ怒るようにできているのだからね。理論武装をどうやってして、どうやって納得してもらえばいいのだ。あと1ヶ月しかない。今日知ったよ。