中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)

中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差― (扶桑社新書)

絶対に買えないので立ち読みで済ませました。軽い本で良かった。
この本で定義する中年童貞は25〜50歳ぐらいだと思ったので、僕も入っちゃってます。そんなわけで中年童貞というものがどういう存在なのか、と。僕自身は自分の周りにいる中年童貞のことがよくわかりません。自分がカミングアウトしているわけでもないし。ただ、何がわからないのかがわからないという感覚だけは共通だなあ、と。童貞であることに対して自分では特に何も思わないけれど、恋愛をしたことがないことによる、恋愛のわからなさは非常に強い。
この本は賛否あるだろうけれど、著者が意識したことはそこではなくて、世の中にはこういう人がいますよというのを自分も含めて出すことにあっただろう。他人から見たら丸わかりな問題であっても、本人にはその問題の所在さえわからないのだ。
そしてそれを抱えて生きていくのだ、と。