人間のしたいことというのは本当に多岐に及ぶ。実際のところ予想がつかない。ある程度のパターンはあっても、その全てを網羅できるものではない。
それを網羅しようというのが戸籍法だ。しかし本当にしんどい作業だ。例えば誰かと誰かが結婚するというときに、それを戸籍法で把握しようとする。でも結婚って結婚という字だけで表せるものだけじゃないですよね。100人いれば100人の結婚観がありえるし、結婚自体も同じ結婚というものはないと思う。
じつは100者100様は個人間だけではなく、各国の制度の上でもそうなんですよね。というわけで外国人が日本で結婚したり、日本人と外国人が日本や海外で結婚したりするそれぞれの場合でかなりややこしい要件が必要になったりします。昨日も書いたけど、同じものは2度とないな、と思う。たかだか隣町へ引っ越すだけでもめちゃくちゃ難しいケースだってあるんですよ。本人確認というのは難しいなあ。