その最たるものが仕事なんですが、はっきり言ってまだまだかかります。かかりますついでに現実逃避のお話。今日久しぶりにコンビニ寄りまして。当たり前のように「ありがとうございます」って言うわけですよね。対してわが職場では「お待たせしました」なんです。行政の基本スタンスは「平等」なわけであって、ある人に対する特別扱いは本来おかしいわけです。てなわけで「ありがとうございます」よりも「お待たせしました」。
さて、上記はちょっと矛盾感じるかもしれませんが、ちょっと置いといてください。「ありがとうございます」を言うためには何が足りないか。反対に、「ありがとうございます」って言ってもいいと思うんですよね*1。コンビニで言ってるんだから。自分が買ったお菓子見て思ったんですよ。210円でお菓子という価値を得た。じゃあ住民票や戸籍って何だろう、って言えば300円*2で証明を得るわけですよ。それを持って帰る気分は一緒なはず。なら「ありがとうございます」でいいだろう、と。
で、何が足りないか、に戻ります。はっきり言って住民票は安すぎるんですよね。逆を言えば住民票はコストがかかりすぎる。住基ネットの要素である住民票コードは、民間で使うことが禁止されている。住民票コードを使ってデータベースを組めるのは公共部門だけなんですよ。これってすごい財産なはず。
でも全国の市町村の規模は小さすぎるし、完全に電子化されてもいない。転出転入には必ず紙が必要になるし、でも巨大なデータベースも構築されてもいる。高コスト。
例えばの話、日本郵政公社のような、日本公証公社(住民票や戸籍を一手に引き受ける公社)ができたとしたら。各市町村に店舗を持ち、住民異動、戸籍異動を登録、証明する。
あー混乱してきたなー。税金や水道料はコンビニでも払えるのに、役所に来て払う人がいるのは何故だろう。証明だけで採算が取れるようになるのは難しいかな。コンビニで住民票や戸籍が取れたからってそんなに便利か?ところで僕は生まれてから現在まで戸籍も住民票も変動がありません*3。住民票を取ったのは大学時代に一度あったかどうか。いや、もうちょっとあったかな。あんまり用がないから忘れちまう。祝儀袋とどっちが使う機会多いかな。
とにかく採算さえとれるようになれば民営化してそれこそ「ありがとうございます」って事業になってもいいと思う。現在、働いてみて職員の負担がものすごいことに驚いている。

*1:僕は電気屋の時の延長で言ってます。

*2:うちの市では住民票300円、戸籍450円

*3:神戸に住んでた時に移さずに済んでいたのはどういうわけだろう。向こうでバイトした時は??