フラット化する世界(下)

フラット化する世界(下)

なんかはまぞうインターフェイスが変わってた。それはいいとして。
ようやく読み終えましたよ。長らくかかった。上が事例だとすると下は対策、かな。とくによいフラット化と悪いフラット化、それに関わるイマジネーションの話は機会と危機を的確に表していると思う。テロリストが抱えるのは屈辱で、希望を持つ人がフラット化に使う機器を、同じように屈辱を拡げるために使う、と。
特に強調しているのは教育の重要性。フラット化する世界の発展途上国がいかに教育熱心か、そして先進国である我々がいかに教育が必要か。僕はフラット化というのを競争だとは思わないが(フリードマンもそこまで言っていない気がする)、それぞれの国や個人が自分にできる最大限をすれば全体にとって利益になるということから、努力が必要とされることはもっともだ。
この本は読んだ/読んでないで分かれてしまうような大きな本。読めたことは幸せだ。