ちょっと反応があったのでhttp://d.hatena.ne.jp/totuka/20061118#1163844282に補足。
道路台帳というのは法律で道路管理者に整備が義務付けられているものです。台帳というだけあって、本当は数字等の情報がメインなんですが、実務上は台帳附図という実際の道路が記された地図が良く使われます。
どのような地図かというと、各自治体が管理している道路の名前や道路幅等が記載されているものです。どういった場合に使われるかというと、家を建てるときの前面道路の確認(建築確認等で道路に条件があります)、民間企業で道路を工事したい時、あとその時に道路名を調べる(申請書を出す時に必要)、です。
行政が求めていることではありますが、道路台帳附図の閲覧には毎日たくさんの人が訪れます。職員が見るよりも業者さんが見ることのほうが多いです。
で、これなんですけれども最近の技術の進歩によって、ある程度電子化されている部分もあります。ただ道路名を調べるだけだったら電子化している部分で対応可能です。
で、この地図データは業者委託して作ってもらっているのですが、納入された段階での所有権は自治体にあるようです。つまり、自治体が持っている地図情報です。
ただ、これは業者ごとに規格がバラバラですし、自治体ごとにもバラバラです。夢物語ではありますが、どこかの誰かがこれらのデータを全て取得して、全国の道路データを一つの地図データにしてしまえば、どこの市町村道であっても道路名、幅員がわかるようになります。これは建設、建築会社さんにとって、便利な仕組になるはずです。
繰り返しますがすでにデータは存在します。あとは表示方法だけです。だからGoogleさんやってくれないかなー、って。