何故こんなことを考えたかは忘れてしまったのだけれど、努力について考えた。例えば中田がワールドカップ後に引退したこと。ひいてはスポーツ選手がカスカスになるまでやるかやらないかのこと。
スポーツ選手は肉体の衰えがあるので、ある段階からは今までの努力に応じてはプレーヤーとしての価値は向上しなくなります。コストに対してリターンが少ない状況ですね。それを考えれば中田の行動も理解できなくはないのです。きっと彼はその閾値を越えたと感じたのでしょう。過去の自分と比べて現在の自分は自分に対してリターンをくれない。
そうした時に自分を売却することも可能だと思うのです。
何というかこれは自分にも当てはまることだと思うのだけど、努力が報いてくれなくなったらもっと報いてくれるほうに向かったほうがいい。でも現在日本でそうしないほうがいいという人が大勢なのは、年功序列があるからです。スポーツの世界でも野球などはかなりの年功序列です。だから現役の最後が特に重要です。特にあるプレーヤーは41歳にして10人以上のサポート体制で体をケアしています。個人的に大好きなプレーヤーです。
彼は41歳にして偉大な記録を達成しました。それ以外にも彼が残すのは記憶でしょう。
それも価値の一つだと思います。我々が求めているものでもあるのです。